長く続くケースは珍しい? 今季は4人中3人の兼任コーチが引退へ

高橋由、東出はコーチ兼任から1年で現役引退

 日本ハムは12日、前西武の米野智人外野手と来季選手契約を締結し、捕手兼2軍バッテリーコーチ補佐に就任すると発表した。15日に千葉・鎌ヶ谷市の球団事務所で就任会見を行う。

 今季12球団の選手でコーチ兼任は、巨人・高橋由伸外野手兼1軍打撃コーチ、広島・東出輝裕内野手兼2軍野手コーチ補佐、DeNA・三浦大輔投手兼任コーチ、中嶋聡捕手兼1軍バッテリーコーチの4人いた。

 来季から巨人・高橋由は1軍監督、広島・東出は1軍打撃コーチ、日本ハム・中嶋はGM特別補佐に転身する。高橋由、東出はコーチ兼任から1年で現役引退。07年からコーチ兼任となった中嶋も兼任1年目こそ60試合出場したが、2年目には22試合に減少。14年は1試合出場。15年は引退試合を含め2試合出場で、コーチ業に専念する姿が目立った。

 コーチ兼任で若手の生きた教材となることが期待されるが、その一方で、重責からか数年内に引退するケースが多い。兼任コーチを務めてから来季3年目を迎えるDeNA・三浦と、この日発表された日本ハム・米野。どこまで現役生活を伸ばせるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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