日ハム栗山監督、爆発の侍J中田に「そんなにすごいと思わない」
侍Jで“恐怖の6番”として活躍も、「4番から外れた意味を分かってほしい」
「周りから『いつまで4番を打たせるのですか?』と言われていた。今は何も言われないけど、ひどかったよ。そういう選手に必ずなってくれる、なれるはずなんだと思って前に進んできた」
侍ジャパン・小久保監督は監督就任時から「4番は中田」と期待してきたが、プレミア12では大阪桐蔭高の先輩にあたる中村剛也の4番スタメンが続いている。
「打順に変なこだわりを持ってほしくないけど、やっぱり4番から外れた意味を分かってほしい。オレはそういう(4番でない)中田翔は嫌い。翔はどこでも4番打者であることを周囲に見せつける打者でいてほしい」
栗山監督はそう話し、4番復権へ、中田が自身の打撃スタイル、打撃能力を自覚すべき、と説いた。
「もっともっと頑張らないといけない。これ(4番から外れたこと)もメッセージと受け取って、『自分はもっとすごい、まだ自分の能力を出せてない』ということを気付いてほしい。逆に、小久保監督に4番を外してもらったことを感謝しないといけない。
翔がこういうタイプの打者(試合を決める打者)であることは間違いない。本人が自覚してほしいし、今年の成績(打率2割6分3厘、30本塁打、102打点)は全然ダメだと思ってほしい。そしたら、自分が今後どういうふうにしないといけないのか分かるはず」
中田に寄せる期待は人一倍大きい。それだけに、侍ジャパンの快進撃を支える主砲にさらなる飛躍を求めていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count