元中日チェンはマー君の同僚になるのか ヤ軍獲得の可能性を米メディア分析

チェン獲得のマイナス面は…

 一方でマイナス面に関しては、チェンが今オフにオリオールズからのクオリファイング・オファー(QO)を拒否したことを挙げている。仮にヤンキースがチェンと契約した場合には来季ドラフトの最上位指名権を失うことになるからだ。また、ヤンキースの予算に限りがあることにも触れている。

 これらを総合し、記事ではチェンが他球団との争奪戦になり、3年契約に応じなければ、ヤンキース入団の可能性は低いと予想。また、スタインブレナーオーナーもチームの若返りを図るためにドラフト指名権をキープする意志が強いとしている。

 ただ、アンドリュー・ミラー投手やブレット・ガードナー外野手のどちらか、もしくは双方をトレードし、若手選手を獲得するシナリオも挙げられており、チェンの獲得によって失われるドラフト指名権をトレードで“補填”する可能性もわずかだがあるという。

 4年間のコンスタントな活躍により、チェンの市場価値は高まっているが、その点が逆に足かせとなるケースも想像される。激戦区のア・リーグ東地区で実績を積んできた左腕が来季、田中将大らと同じ先発ローテーションでシーズンを戦うことはあるのか。いずれにせよ、新天地が決まるにはもう少し時間がかかりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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