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DeNA捕手陣は「猛特訓が必要」 今年の各球団捕手を振り返る【セ・リーグ編】

阪神・梅野の大きな期待「明るい未来が拓けている」

 3位の阪神・梅野に関しては、野口氏は「我慢して使えばもっと成長すると思うんですよ。彼の場合は、明るい未来が拓けているような気がするんです」と分析した。

 今季、大卒2年目の24歳は56試合の出場に留まった。野口氏は「結局、使いきれなかったですよね」とした上で、「和田さんも最後の1年と思っていてやっていたでしょうから、仕方がなかったのかなという気がしますけどね。(優勝するには)やっぱり『ベテランの力を借りないと』ということになってしまうのでね」と、結果を求められる状況での若手起用の難しさに理解を示した。

「去年、メッセンジャーと組んで試合に出ていたので、いい勉強ができていると思うんです。ジャイアンツでプレーする小林だと『いい投手だから、抑えなければならない』と、どんどん小さくなってしまう可能性もある。でも、梅野の場合はいいピッチャーに喰らいついていって『俺もこうなってやろう』という意思を感じるんですよね。『俺ものし上がってやる』っていう風に見えるんです」

 野口氏は梅野から並々ならぬ野心を感じたという。

「試合前とかに話を聞いていると、梅野の方がどちらかというと“天然”という感じがしたんです。何を言われようが、何があろうが、切り替えが効く気がした。小林は見た感じ、何か言われたら1から10まで全部吸収してしまう感じですよね。梅野は良い意味で右から左(に聞き流す)という感じがあるんですよ」

 そして、来季以降の起用法については以下のように言及した。

「金本さんならチームを1回壊すことができる。関西のファンやマスコミを黙らせることができると思うんですよね。『俺は最下位になってもチームをぶっ壊すから、文句言うなよ。だったら受けてやる』っていう感じだと思うので。そうやって考えると、梅野を140試合使えそうな感じはするんですよね」

 巨人と同様、阪神も新監督が就任する。両軍の未来の正捕手に対する起用法にも注目が集まりそうだ。

 4位でCSを逃した広島は、昨年65試合で本塁打10、打率3割7厘と「打てる捕手」として頭角を現した會澤翼が正捕手候補だった。ただ、今季に関しては、野口氏は「會澤の成長だけを見れば、かなりマイナスですよね。いろんなタイプのピッチャーがいますから」と投手ごとに分けられての起用は成長面に良い影響は出ないと指摘した。

 一方で、長年、正捕手としてチームを支えてきたベテラン・石原についても「彼は彼で『自分がやらないと』という思いでやっていますから、仕方がないことなんです。それがひいてはチームのためになっているので」と、一概に若手へ出場機会を与えることが正解だとは言えないとした。

 それでも「會澤はもう週に1回、2回の選手ではないような気がします。最低でも週に4回はスタメンで出て行かないと困るような選手だと思うので」と、今季93試合の出場だった27歳のさらなる出場機会増加を期待した。

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