日ハム復帰の吉井投手コーチが就任会見 「監督とどうのこうのは全くない」

栗山監督も「吉井コーチで優勝させてもらった。僕の中では何もなかった」

 会見に同席した栗山監督も「戻ってきてもらうという思いが実現した。こういう形でチーム(ソフトバンク)を離れたということを聞いて『それでは是非』という思いがあった。ファイターズの大きな力になってくれることを信じていますので、とてもいい1日です」と笑顔で話した。

 指揮官就任1年目の2012年には仕事を共にしたが、吉井投手コーチが同年限りで日本ハムを退団。意見の食い違いなどもあったとされているが、2人はそのことについても言及した。

 栗山監督は「監督とコーチは全ての意見が合っているわけではない。みんなやるべきことがある。うちの場合はいろんな理由があって、1年目で吉井コーチで優勝させてもらって、僕の中では何もなかったです」と説明。吉井投手コーチも「チームの中には色々な意見があって、そのことには何も思っていない。前回はそれによって選手に迷惑をかけて、前回はそういう形になった。監督とどうのこうのは全くありません」とわだかまりなどはないことを強調した。

 来季へ向け、吉井投手コーチは「シーズンに入れば優勝が最大の目標。監督が持っている戦略を元に、短期的な戦術、長期的な戦術を行っていきたい」と抱負を語った。4年ぶりのリーグ制覇に向けて、日本ハムにとっては大きな補強となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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