広島が前田健太のメジャー移籍容認 米国でも瞬く間にニュース広まる

譲渡金は上限の2000万ドルに? FA市場最大の目玉グリンキーに続く注目株に

 以前は入札金額に制限のなかったポスティングシステムが、上限2000万ドルとする形になってから初めて同制度を利用した田中将大投手は、2013年オフに複数球団の大争奪戦の末にヤンキースと大型契約を結んだ。当然、譲渡金は上限の2000万ドルだった。米FOXスポーツの名物記者であるケン・ローゼンタール氏は、3日(日本時間4日)の記事で前田も争奪戦になることを予想した上で「ダイヤモンドバックス、ヤンキース、カブスの3球団が2000万ドルを支払う用意がある」と報告していた。

 ツイッターでは、この他にも多くの米国人記者が前田のメジャー挑戦決定を報告。上記の3球団以外にも前田獲得に乗り出す球団は多くあると見られ、有力候補の1つと見られているドジャースの本拠地の地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者も「グリンキーに続く2位争いで、ダービーに新たなエントリー。日本の広島がケンタ・マエダをポスティングにかける」とツイッターで綴った。

 すでに、FA市場ではブルージェイズからFAとなっていたデビッド・プライス投手がレッドソックスと超大型契約を結び、もう1人の目玉であるザック・グリンキー投手(ドジャースからFA)の去就に注目が集まっている。前田は、このグリンキーに続く注目投手と見られており、今後は去就がさらに米メディアを賑わせることになりそうだ。

 “マエダ争奪戦”のスタートは、米国内でも大きなニュースとなっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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