グリンキー獲得で衝撃呼ぶDバックス マエケン獲得の動きに影響は?

前田は「先発の3番手」

 ホール球団社長は同じインタビューの中で、メジャーで登板経験を持たない前田に関し、いきなりプレッシャーのかかる起用法を避ける方針を示していた。

「前田は先発の3番手かもしれません。それでもいい。我々にはパトリック・コービンという将来的にはナンバー1に成長してもらいたいタレントもいます。デラロサもいる。そういう存在がいれば、前田のプレッシャーを大きく軽減することができます」

 ホール氏はそう話し、エース獲得と並行して、前田を迎え入れるプランを明かしていた。2014年シーズンに楽天から田中将大投手がヤンキースに移籍した際も、ブライアン・キャッシュマンGMが「堅実な3番手」と発言しており、メディアやファンによる過度な期待や重圧を取り除くことはフロント側の重要な仕事と言える。

 Dバックスの先発候補を見ても、グリンキーが加入するとはいえ、来季のローテンションはまだ盤石とは言えない。

 地元紙「アリゾナ・リパブリック」は来季ローテについて、1番手にグリンキー、2番手は今季途中にトミー・ジョン手術から復帰し、6勝5敗だった左腕パトリック・コービン、3番手は13勝9敗ながら防御率4・67の右腕ルビー・デラロサ、4番手は今季5勝12敗の24歳左腕ロビー・レイ投手、5番手には2011年に16勝を挙げ、故障空けの今季は主にリリーフとして登板した右腕ダニエル・ハドソン、6番手に2勝3敗、防御率5・80の23歳アーチー・ブラッドリーを予想している。

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