マエケン争奪戦が本格化、ド軍は岩隈と両獲りも カージナルスの動向も注目

本命はドジャース? GMが「前田愛してる」発言連発のダイヤモンドバックスは…

○本命はドジャースか

 これまで前田を最も高く評価していたダイヤモンドバックスが今月初旬にFA目玉の一人、ザック・グリンキー投手を獲得したことで本命が見えない状況になった。そんな中で複数の米メディアは、グリンキーとの再契約に失敗したドジャースが獲得に乗り出すと報道。大黒柱クレイトン・カーショーに次ぐ先発投手の獲得が至上命題であり、若手中心の布陣への移行を目指すチームのプランにも前田は合致する。

 6日に岩隈久志投手との基本合意が米複数メディアで報じられたが、グリンキーの年俸が宙に浮いた状況から前田との両獲りも可能だろう。もう一つの課題である有力なリリーフ投手と先発2枚を補強できれば、グリンキー再契約の失敗に蓋をできる。

 一方でロサンゼルス・タイムズ紙は余っている外野手を交換要員にトレードで先発投手を獲得する可能性も指摘。インディアンスやブレーブスは主戦クラスの放出に乗り出している。ウインターミーティングでは、ドジャースの動きが活発化しそうだ。

◇元本命のダイヤモンドバックスは…

 では、今季中に複数にわたってスカウトを派遣したダイヤモンドバックスはどうだろう。報道によると、さらにもう一枚先発投手を加えたい意向のようで、ジャイアンツからFAとなり、前田の対抗馬とされるマイク・リーク投手にも興味を示している模様。スチュワート・ゼネラルマネジャーが「前田を愛している」という「名言」でラブコールを送っていたように以前から実力を高く評価しており、日本市場への関心も高い。条件次第で可能性は残っている。

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