前田健太の争奪戦から“本命”が消える!? Rソックスとジャイアンツも撤退か

地元メディアが有力候補2球団の撤退を報じる

 米大リーグのレッドソックスとジャイアンツが、ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指す広島・前田健太投手の争奪戦から撤退する方針だと地元メディアが報じている。ダイヤモンドバックスも獲得を見送ると伝えられており、これまで有力候補とされてきた球団の名前が続々と消える予想外の展開となってきた。

 ボストンの地元ラジオ「WEEI」(電子版)は8日(日本時間9日)、前田についての特集記事を掲載し、「かつて、ケンタ・マエダはレッドソックスのローテーションを埋めるために魅力的な存在と見られていたが、もはやそうではない。関係者によると、レッドソックスは28歳(現在は27歳)の右腕と交渉するための入札には参加しない」と伝えた。

 前田に強い興味を示していると見られていた名門球団だが、今オフの市場で目玉の1人だったデビッド・プライス投手(ブルージェイズからFA)と7年2億1700万ドル(約266億円)というMLB投手史上最高総額の契約で獲得。バックホルツ、ポーセロ、ケリー、ロドリゲスと先発の頭数が揃ったこともあり、前田の獲得は必要なくなったと記事では分析している。

 また、地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」も、「ジャイアンツがケンタ・マエダ(の獲得)を見送ると判断した」と報じた。ブルース・ボウチー監督は、ナッシュビルで行われているウインターミーティングで前田に興味を持っていることを示唆したが、MLBへの適応などを考えて成功に疑問符がつくと球団が判断したという。

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