オススメはザガースキー、ロサ…まだNPBで活躍できる助っ人は?【投手編】

スタンリッジは古巣にフィット!? クローザーでも「面白い」

 広島では4年間で40勝を挙げたブライアン・バリントンの去就にも注目が集まる。オリックスに加入した今季は怪我もあり、14試合で5勝3敗、防御率3.30の成績だった。

「故障からくる球の衰えみたいなものが見えてしまった気がします。スピードもキレも。あの姿を最後に見せてしまったので、少し厳しい。本当に困っている球団でないと、手を挙げないかなと。開幕前後で先発陣がバタバタと故障してしまったとか、そういう状況になれば(NPB球団に)戻ってくる可能性はあると思います。ただ、キャンプ前に獲るところがあるかは分からないですね。

 オープン戦から開幕にかけて、例えばローテーションに予定していたピッチャーが2人怪我してしまって、そのうちの1人が外国人だったとか、そういうチームだったら分からなくもないかなと。あれだけ長く怪我で戦列を離れて、戻ってきた時も万全という感じではなかった。『復活』ではなくて、『復帰』止まりでしたよね。あれで文句を言わせないピッチングを見せてくれていたら別でしたけど」

 実績は十分なだけに、各球団がコンディションをどのように判断するかがポイントとなりそうだ。

 そして、野口氏はソフトバンクを自由契約となったジェイソン・スタンリッジについては「1つ提案があるんですよ」と切り出した。それは、古巣への復帰だという。

「阪神が呉昇桓の代わりにクローザーにしたらどうかと思ってるんです。ヒースにまで手を出してるのなら、スタンリッジをクローザーにした方がいいんじゃないでしょうか。(藤川)球児を先発にするならクローザーが必要なので、スタンリッジの出戻りがいいのではないかと。他にも獲り手はあるでしょうけど。

 37歳ですが、『1イニングでいいから思い切って行け』と言ったら、もっといい球を投げるでしょうからね。もちろん、クローザーではなくて先発でも使える。阪神は先発陣が左だらけなので。球児にクローザーを出来るくらいの球威が戻っているならスタンリッジを先発にしてもいいし、球児を先発と決めるならスタンリッジを後ろに持っていっても面白いと思います」

 起用の幅を広げれば、チームの選択肢も増える。野口氏の「提案」が実現すれば、阪神にとってはメリットも多いかもしれない。

 今オフに自由契約となった外国人投手には、まだまだ日本で活躍できそうな選手が多い。この先も各球団に動きがありそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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