岩隈、再契約に「愛を感じた」 マリナーズはドジャースの懸念に「驚き」

マリナーズは岩隈に好条件用意

 岩隈は今季開幕後に右広背筋の故障で故障者リスト(DL)入りしたが、その後、復調。後半戦では安定した投球を見せ、8月12日のオリオールズ戦では自身初のノーヒットノーランを達成。最終的には9勝5敗、防御率3・54でシーズンを終えている。その後もマリナーズはフィジカル面のチェックを行っており、岩隈の健康状態については問題なしと認識している様子だ。

 その証拠に、活躍次第では再契約の内容もドジャースとそん色ない条件になる見通しだ。CBSスポーツのジョン・ヘイマン記者によると、今回は契約ボーナスを含み1年1100万ドル(約13億3000万円)となるが、150イニングから190イニングまで10イニング投げるごとに50万ドル、最大250万ドル(約3億円)が支給されるという。また、17年、18年と100万ドル(約1億2000万円)のベスティング・オプションがあり、規定投球回の162イニングを投げれば、3年目まで契約が自動更新される。また、トレード拒否権も盛り込まれているという。

 来季以降、ローテーションを守れれば、好条件を手にできる可能性がある岩隈。会見では「ここに戻ってプレーしたいと思っていた。自分の上にもやもやとしたものがあったが、2日前に消えた。グレートな2日間だった」とも語ったという。34歳右腕は来季、青木宣親外野手も加入するマリナーズで心機一転、再スタートを切る。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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