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爆笑も!? イチローが今年も“名スピーチ” 野球少年に語ったこととは?

毎年恒例の大会長あいさつでは、今年も子どもたちの前で名スピーチを披露した“レジェンド”。「目がキラキラしていること」の大切さを訴え、スターバックスコーヒーでの“秘話”も披露。場内から笑いも沸き起こったあいさつで、イチローは何を語ったのか。

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「みんなは野球やっている時楽しいよね?」

 マーリンズのイチロー外野手が23日、愛知県西春日井郡豊山町の社会教育センターで「第20回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席した。

 毎年恒例の大会長あいさつでは、今年も子どもたちの前で名スピーチを披露した“レジェンド”。「目がキラキラしていること」の大切さを訴え、スターバックスコーヒーでの“秘話”も披露。場内から笑いも沸き起こったあいさつで、イチローは何を語ったのか。

 以下は大会長あいさつ全文

「みなさん、こんにちは。マイアミ・マーリンズのイチローです。ここに集まった3チームのみんな、今回は200チームの中の3チームということで、みんな優勝したみたいなものです。このことはみんなの大きな誇りにしてほしいと思います。

 毎年、ここにきて同じように感じることなんですけど、とにかくみんなの目がキラッキラしている。これが僕はとてもうれしいんですね。年齢を重ねていくと、(大会関係者席などを見て)あちらの方もそうかもしれないですけど、ギラギラしてくるんですよ(場内笑い)。キラキラっていう感じがどうも薄れていってしまってですね、大人っていう年齢になると、昔持っていたキラキラした感じは失われて、どちらかというとギラギラしてくることがある。

 実は、このキラキラしている表情とか空気はとても大切なことで、今みんなが感じているこの瞬間、ぜひ記憶しておいてほしいなと思います。大人になってから、なかなかそれを持っている人というのはいないんですね。子供のうちは大人に憧れたりするんだけども、でも大人というのは、子供にとても憧れています。それは僕も同じで、野球をしているとき、僕はキラキラしていたいともちろん思っているんですけど、やっぱり色々…まぁ人というのは人との関係に苦しんで、人に助けられる、救われる生き物だと思う。そういうことをみんなが実感するようになったときにこのことを思い出してほしいなという風に思います。

 好きなことをやってられるというのは大人でもキラキラしていられるんだけども、実はね、これ昨日の話なんだけども、スターバックスでコーヒーとチーズケーキを買っていたら、隣にいるお客さんが、偶然来られて話をした。結婚して4年目くらいの30代中盤くらいのほうですかね、そういう人たちに会うと僕はすぐ友達になって話が弾んでしまうんですけど、「奥さんどんな方ですか?」って聞いたら「忍者です」って答えたんです。「奥さん忍者です」って。ビックリしてどういうことかと…。

 忍者とはどういうことかと聞いたら、忍者検定というのがあって、これは忍者という職業があるわけではないらしく、趣味の範囲で忍者に対する知識であったり、最終的には実技もあるらしいんだけども、とにかくその奥さんは忍者になっているときはとにかくキラキラしている。楽しんでいる。人というのはそういうことを見つけると、とても楽しいし、満足できる。

 みんなは野球やっている時楽しいよね? きっと。 楽しいよね? みんなプロ野球選手を目指すと思うんだけども、もしプロ野球選手になれなくても、みんなが今大好きな野球を、草野球でもいいし、どんな形でもいいから自分が輝いていられる、好きでいられるものをみんな見つけているわけだから、ぜひどんな形であっても続けてほしいと思います。みんながキラキラした大人のままでいることを願って、僕も来季、大きな目標がありますけど、みんなのことを思いながらプレーしたいと思います。

 おめでとうございます!」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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