山田の大活躍、優勝の影で珍事や“詐欺”も ヤクルトの2015年10大ニュース

川端が首位打者&畠山が打点王、バーネットはポスティング失敗も…

◯7位 館山、1019日ぶり勝利で完全復活

 13、14年に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受けた館山が、7月11日のDeNA戦(神宮)で6回1安打1失点に抑え、1019日ぶりの白星をつかんだ。後半戦には先発ローテに定着。6勝(3敗)を挙げ、完全復活を印象づけた。

◯6位 外国人トリオによる勝利の方程式確立

 今季は春季キャンプから好調を維持すると、クローザーの座を死守。終わってみれば、41セーブを挙げ、阪神・呉昇桓と並んで、12年以来となる最多セーブをマークした。今季から加入したオンドルセクも、来日1年目の外国人投手としては最多となる72試合に登板。この2人にロマンを加えた外国人トリオによる勝利の方程式は、抜群の安定感を見せた。

◯5位 川端が超攻撃的2番に定着し、首位打者獲得 4番・畠山も打点王に

 真中野球の象徴となったのが攻撃的な2番・川端だ。バントをしない2番としてコンスタントに打ち続け、打率3割3分6厘、195安打を放ち、首位打者&最多安打のタイトルを獲得した。4番・畠山もこれまでの自己ベストだった11年の85打点を大きく上回る105打点で打点王に。26本塁打も自身最高だった。3番・山田を含め、強力トリオがチームを牽引した。

◯4位 バーネット、ポスティング失敗もレンジャーズに移籍

 来日6年目の右腕は、シーズン終了後に外国人としては異例のポスティングシステム(入札制度)を利用したメジャー挑戦を表明。「お世話になった球団に恩返しがしたい」という理由からで、球団もこの申し出を受け入れ、譲渡金を50万ドル(約6000万円)に設定した。興味を示した球団もあったが、交渉は不調。それでもバーネットのメジャー願望は強く、結果的にレンジャーズと2年総額350万ドル(約4億2000万円)の契約を結び、移籍することになった。

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