日本最速、ボーンヘッド、杉谷イジり、寿司…日ハムの2015年10大ニュース

敵地ウグイス嬢の“杉谷イジり”は試合前一番の盛り上がりに

○3位 西川、ボーンヘッド連発

 7月20日の楽天戦(札幌ドーム)、2点ビハインドの6回1死一塁で、左翼の西川がサンチェスの飛球を処理後、3アウトと勘違い。捕ったボールを左翼スタンドへ投げ込んでしまった。記録は西川の失策。得点につながらなかったものの、一塁走者・ペーニャに2個の進塁権が与えられた。さらに、8月28日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では6回2死から四球で出塁。打者・陽岱鋼が1ボール1ストライクからの3球目を空振り。一塁走者の西川は三振と勘違いし、一、二塁間で一瞬立ち止まってしまった。捕手・鶴岡からの送球に慌てて帰塁するもタッチアウトとなった。

○2位 杉谷、敵地ウグイス嬢にいじられる

 西武プリンスドームでの試合前練習の特別アナウンスが話題となった。ウグイス嬢を務める西武広報・鈴木あずささんが「ブレイク中の杉谷選手の鋭い打球が思いがけずスタンドに入ることがございます」、「内野も外野もベンチも守ります、スイッチヒッターの杉谷選手。ご注目ください」などと“口撃”。杉谷のスタメン時は控えられているが、特別アナウンス時は試合前一番の盛り上がりを見せていた。

○1位 大谷が日本最速163キロをマーク?

 9月2日のロッテ戦(東京ドーム)で先発。2点ビハインドの5回無死三塁で、中村を空振り三振、田村を二ゴロ。1番・荻野の四球と二盗で2死二、 三塁では角中を中飛に打ち取った。この大ピンチの間、スコアボードのスピード表示は159キロが最速だったが、視察した米大リーグ球団スカウトのスピードガンで101マイル(約163キロ)を計測。昨年7月19日の球宴第2戦(甲子園)、同10月5日の楽天戦(札幌ドーム)と2度計時した日本最速タイの162キロを自ら更新した。

 来春から米アリゾナキャンプを行う日本ハム。エース・大谷、4番・中田と投打の軸はしっかりしている。若手中心のメンバーが王者・ソフトバンクの牙城をどのように崩すか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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