指名漏れ、4年半ぶり勝利、挑発ポスター、新記録…大学・社会人野球の2015年10大ニュース

記憶に刻まれる数々の出来事が…大学・社会人野球の2015年

 2015年も残りあとわずか。今年のアマチュア球界もさまざまな出来事が起こり、アマ野球ファンを楽しませてくれた。

 Full-Count編集部では前回、「高校野球」の10大ニュースを選出したが、今回は「大学・社会人野球編」。ランキング形式で今年を振り返る。

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脚光を浴びた早慶戦のポスター

◯10位 元プロ社会人選手が奮闘

 近年、プロ球団を戦力外となり、社会人野球に活躍の舞台を移す選手が増えている。ブーちゃんの愛称で親しまれた元中日・中田亮二はJR東海入りし、都市対抗に出場。ほかにも元巨人・加治前竜一は三菱重工長崎、元ロッテ・荻野忠寛は日立製作所などで第2の人生でファンを沸かせている。日本球界の最高峰で戦った選手たちが加入する流れは、社会人野球界を活性化させる一例となりそうだ。

◯9位 早慶戦“場外戦”ポスターが話題に

 東京六大学、春の早慶戦は思わぬ形で脚光を浴びた。宣伝ポスターがインターネット上で拡散され、世間の話題を呼んだのだ。両校のチアリーダーや野球部員が向かい合い、「ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん」「ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶應さん」、「早稲田から勝ち取る優勝に、意味がある」「慶應に負けた優勝など、したくない」など、互いのライバル心をあおるキャッチコピーが秀逸だった。結果は早大が慶大を下し、優勝を決めた。観衆は2日間で6万人を超えた。

◯8位 有力大学生のドラフト指名漏れ続出

 今年のドラフトでは実績十分ながら、指名されない選手が目立った。特に慶大で通算15本塁打を放った谷田成吾は上位指名の前評判もあったが指名漏れ。そのほか、日大三時代に甲子園を制した法大・畔上翔、亜大のリーグ6連覇を牽引した藤岡裕大、北村祥治、六大学歴代最多二塁打の記録を樹立した明大・菅野剛士らも名前を呼ばれず。社会人野球から2年後に再挑戦することになった。

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