高橋由に続くか V奪還目指す巨人、次なる左の代打の「切り札」は?

堂上「僕が巨人に来た時と変わらない気持ち」

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堂上剛裕のこれまでの成績

 中日を戦力外になり巨人と育成契約、3月に支配下登録された。8月12日の横浜DeNA戦では代打で満塁ホームランを放つなど、代打で40打数12安打、打率.300、2本塁打、7打点を記録。打撃センスは高く、努力を惜しまない選手である。現在30歳、今年は13年目のシーズンとなる。

 堂上は高橋由伸が監督となり、空いた左のポジションについて、語ったことがある。

「高橋監督になって(左の代打の)ポジションを!(取る)という気持ちはありません。それよりも僕が巨人に来た時と変わらない気持ちというか、今までと変わりはありません」

 戦力外となって1度、苦しみを味わった男は、野球のできる喜びを忘れずに、与えられた場面に全力を注ぐだけだという。それが真っ直ぐな堂上の良さでもある。

 そんな姿勢が評価され、今年は背番号91から51に若返る。堂上にとって飛躍のシーズンとなるだろう。勝負所で脚光を浴びる活躍を期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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