“今年の一文字”から見る大谷翔平の進化 「勝」「勝」「翔」から「超」へ

4年目突入の二刀流、投打で有言実行なるか

▽2014年 「勝」

 年末年始は感染性胃腸炎で寝込んでいたが、1月3日に花巻東高で自主トレを公開。2年連続で同じ言葉を選び、「去年は勝たせてもらったシーズン。今年は1勝でも多くチームに勝ちを付けたい」と宣言した。

 シーズンでは投手で開幕から先発ローテを守り、11勝4敗、防御率2・61。打撃でも打率2割7分4厘、10本塁打、31打点をマーク。日本人初、メジャーでは1918年のベーブ・ルース以来、96年ぶりの「同一シーズンでの2桁勝利&2桁本塁打」を記録した。

▽2015年 「翔」

 1月5日に千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを公開。「未(ひつじ)年ですし、自分の名前にも羊が入っているので、『翔』にします」と明かした。

 シーズンでは打撃で打率2割2厘、5本塁打、17打点と前年から軒並み成績を下げたが、投手では初めて開幕投手を務めるなど開幕7連勝。15勝5敗、防御率2・24、勝率7割5分でパ・リーグ投手3冠に輝いた。

「去年を絶対に超えたいと思っています。優勝する前提で、1番必要だったと思われる選手になりたいです」

 そう意気込む2016年。投打で有言実行となるか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY