殿堂入りグリフィー氏に称賛の嵐 イチローも「スーパースター以上の存在」

得票率99.3パーセントで殿堂入り、元指揮官「彼は野球界で最高の選手」

 全米野球記者協会(BBWAA)は6日(日本時間7日)、2016年の野球殿堂入り選手を発表し、ケン・グリフィーJr.氏、マイク・ピアザ氏が選出された。資格取得1年目で満票での選出も期待されたグリフィー氏は、3票足りない437票を獲得。得票率99.3パーセントは1992年にトム・シーバー氏が記録した98.8パーセントを抜いて史上最高得票率となった。

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2016年のアメリカ野球殿堂入り投票 主な結果

 史上6位の通算630本塁打、2781安打、打率2割8分4厘に、オールスター通算13度出場、マリナーズ時代の1997年にMVP獲得と圧倒的な実績を誇る。さらに、その明るいキャラクターで人気も抜群だった。地元メディアの「シアトル・ポスト・インテリジェンサー」は元同僚らの証言から、その偉大なキャリアを称える特集記事を掲載。グリフィーを「憧れ」と公言するイチロー外野手も登場している。

 記事の中で最初に登場するのは、元マリナーズ監督のルー・ピネラ氏。グリフィー氏の全盛期に指揮官と選手として時間を共にした同氏は「彼は野球界で最高の選手だった」と取材に答えている。「彼が野球のグラウンドで出来ないことはなかった」として、走攻守の全てが飛び抜けた選手だったと証言している。

 また、マリナーズでチームメートとして共に打線を牽引したジェイ・ビューナー氏も、記事の中で「彼は史上最高のマリナーだ」と絶賛。「そして、彼は最高のチームメートで、いつもチーム最優先のプレーヤーだった。彼を兄弟のように愛しているよ」と話したという。

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