前田健太ドジャース決定! 8年契約&「18」 「シャンパンファイトしたい」

「身体検査でイレギュラーな点」明かすも「不安はゼロ」

  広島からポスティングによるメジャー移籍を目指していた前田健太投手がドジャースに入団することが7日(日本時間8日)、決まった。同日、発表された。8年の長期契約で背番号は「18」。

 同日、本拠地ドジャー・スタジアムで記者会見を実施。その模様は球団公式サイトでも紹介された。「18」のユニフォームに袖を通した27歳の右腕は最初に英語であいさつした上で、「このたび、ロサンゼルス・ドジャースに入団することになりました。歴史と伝統のあるドジャースの一員となれることを光栄に思います」と緊張した面持ちでコメント。契約前には「肘への懸念」が見つかったことも現地メディアで報じられていたが、「今回の自分の契約内容に関して様々な憶測を呼んでいますが、一部報道にあった通り、身体検査においてイレギュラーな点がありました。そうした状況の中でドジャースには長期にわたって保証してもらい、最大限の評価をしてくれたと思います。自分自身もドジャースの一員として長きにわたってこのチームでがんばっていくという決意をしました」と語った。

 8年総額2400万ドル(約28億2000万円)の契約に、多額のインセンティブが盛り込まれる。また、ドジャースから広島に譲渡金2000万ドル(約23億5000万円)が支払われる。

「まずは自分を評価してくれましたし、すべての環境含めてこのチームのことを勉強させてもらった。このチームで投げたいと思った。このチームで勝ってシャンパンファイトがしたいと思った」と前田。「18」は自身が広島で背負い、先輩の黒田博樹がドジャース、ヤンキースでつけた番号でもある。「ドジャースでも18番をつけれたことはうれしい。黒田さんと同じ18をつけられたことは光栄」と話した。

 また、身体検査では「イレギュラーな点」もあったが、「日本で9年間プレーしてきて1度も長期離脱したことがない。これから先も投げていく自信はある」とし、「不安はまったくない。ゼロです」と力強く宣言。広島をはじめ、ドジャース、サポートしてくれた周囲の人間に感謝の言葉を口にした前田は、長期契約を交わしたドジャースに恩返しすることを誓っていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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