ダルビッシュ、澤村も…大谷翔平が体重100キロ到達、体重アップに効果は?

澤村は11年オフに8キロ増も「筋肉が動きを獲得できていない」と苦闘

▽巨人・澤村拓一投手

 11年オフから球威アップのために本格的な肉体改造に着手。肉食中心で、「メシをのみ込むのではなく、詰め込む感じ。2時間おきに食べる」と1日9食の食生活。ダルビッシュと合同自主トレするなど徹底した筋力トレーニングで、12年は前年から8キロ増の97キロでキャンプインした。

 キャンプ時は「筋肉が動きを獲得できていない」と独特の表現で苦闘ぶりを告白。シーズン序盤は防御率1点台と安定した投球を見せたものの、9月にはプロ2年目で初めて出選手登録を抹消された。レギュラーシーズンでは10勝10敗、防御率2.86。投球回、与四球と共に前年を下回ったが、CSファイナル、日本シリーズで2勝を挙げ同年の日本一に大きく貢献した。

 大谷は肉体改造した理由について「もう1つ高いパフォーマンスを探したかった。パワーはもちろん、技術も体重が増えないと出来ない技術がある。動きやスタミナは前と変わらないです」と明かしつつ、「(体重増で)これから膝にも負担がかかってきますし、やることは増える」と今後の課題を口にした。

 大幅な体重増はパフォーマンスの向上が期待できる一方、ケガの危険性は増すのは確か。これまで大きな故障とは縁のない大谷。2016年は、巨大化した肉体との戦いでもある。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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