「限界を超えても」―現役続行を希望も、去就の決まらない“大物選手”たち

かつての三冠王・松中もいまだ去就は決まらず

○多村仁志外野手(前DeNA)

 チームの構想から外れてDeNAを戦力外に。それでも現役続行の意思を示し、自由契約となった。1994年のドラフト4位で横浜に入団し、2004年には40本塁打をマーク。球団史上初の3割、40本塁打、100打点を記録した。

 2006年には日本代表として第1回WBC制覇に貢献。同12月にソフトバンクにトレードで移籍し、2012年オフにトレードでDeNAに復帰。通算200本塁打まで残り5本と迫りながら昨季は4試合の出場にとどまった。

○松中信彦内野手(前ソフトバンク)

 昨年9月に記者会見を開き、19年間在籍したチームを退団することを表明。他球団での現役続行を目指す意志を示した。1996年のドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。首位打者2回、本塁打王2回、打点王3回に輝き、04年には打率3割5分8厘、44本塁打、120打点で史上7人目の三冠王に。00年と04年にはMVPも獲得した。

 しかし、2014年は33試合すべてに代打で出場し、27打数3安打、打率1割1分1厘、2年連続本塁打ゼロに終わると、昨季も1軍で活躍できず。42歳のベテランは「ファンの皆さんには感謝しかない。でも、自分はボロボロになるまで現役にこだわりたい」とのコメントを残したが、いまだに去就は定まっていない。

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