近年のタイトル獲得に見る助っ人の躍進 燕5年連続、阪神最多、ゼロは…

過去5年のパ助っ人の個人タイトルはソフトバンクと西武が最多

 また近年、パ・リーグではセよりも助っ人のタイトルが少なく、ここ5年はソフトバンクと西武の各2個が最多、楽天、ロッテでゼロとなっている。2013年に楽天が日本一に輝いた際はマギーとジョーンズが打撃面を支え、14年、15年と連覇を達成したソフトバンクでも李大浩が打線の主軸を担った。その意味ではタイトルが全てではないが、日本人を凌駕するほどの成績を残した選手は少ない。

 今オフも新外国人が続々と加入しており、ヤクルトはバーネットがメジャーに移籍したものの、デイビーズ、ペレス、ルーキの3投手を獲得。昨季中継ぎとして活躍したオンドルセクも健在だ。一方、4年契約の最終年を迎えるバレンティンは昨季負傷で15試合の出場にとどまってり、奮起が求められる年となる。

 また、多くのタイトルホルダーを輩出してきた阪神もマートン、呉昇桓が退団したが、マイナーの937試合で打率.301とハイアベレージを残しているヘイグが加入。抑え候補のマテオも獲得した。メッセンジャーの残留も決まっており、金本体制でも引き続き助っ人の飛躍が期待される。

 今季はヤクルトの助っ人から6年連続でタイトルホルダーが現れるのか。それとも巨人に加入したメジャー122発のジョーンズ、中日に加わった同66発のビシエドら新たな外国人選手が飛躍を遂げるのか。その活躍次第で、ペナントレースの行方も変わっていくに違いない。

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