MLB目指すも、移籍先決まらぬ李大浩 年齢が契約へのマイナス要素に?

米サイトが特集記事で名前挙げる、日韓の成績は「魅力的」としつつも…

 メジャー挑戦を目指し、ソフトバンクを自由契約となった李大浩内野手の去就に、現時点で進展は見られない。MLB移籍情報サイトの「トレードルーマーズ」は「市場にまだ残っている内野手」の見出しで特集を行い、その中で李大浩の名前を挙げている。

 昨季は日本シリーズMVPに輝くなど、ソフトバンク打線の主軸として日本一連覇に貢献。満を持してのメジャー挑戦となるが、契約に向けては懸念材料があると記事では伝えている。

「韓国出身のスラッガーは日本での好成績を引っさげてMLB挑戦を目指しているが、6月で34歳となる年齢と打撃面に彼の価値は特化している。MLBにどれだけ順応できるか現時点では定かではないが、KBOとNPBでプレーした間に記録したOPS.901という成績は魅力的だ」

 これまでの実績を評価しつつ、その年齢が判断基準の大きなポイントになると指摘。マイナス要素と捉えられている。ベテランの域に入っている韓国人打者にメジャー球団がどれほどの価値を見出すのかは不透明だ。

 李大浩については、韓国の英字新聞「コリア・タイムス」(電子版)が12月中旬の特集記事の中で、同じ韓国人で今オフにメジャー移籍を目指していた金賢洙外野手、呉昇桓投手と比べて「契約に最も近い」と報じていた。しかし、世界野球「プレミア12」MVPの金賢洙はオリオールズ、元阪神の呉昇桓はカージナルスと契約。李大浩だけ去就が決まっていない。メジャー移籍が実現しなければ、ソフトバンクに残留する見込みだ。

 韓国国内の報道によると、メジャー挑戦を目指す李大浩は現在、米アリゾナ州で自主トレを行っているという。吉報は届くのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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