川崎がカブスとマイナー契約 MLB5年目で初ナ・リーグ、プロ初のDHなし

DH制なしで「より出場機会が得られる」?

 この直前に、川崎がナ・リーグ球団の契約を見据えていると伝えていた米サイト「SBネーション」は「DH制を採用しておらず、その分、控え野手を必要とするナ・リーグのチームと契約することで、カワサキはより出場機会が得られると考えられる」と分析していた。

 昨季、名将マドン監督を招聘したカブスは、リーグ優勝決定シリーズに進んだものの、惜しくもメッツに敗れた。だが、今季もリーグ制覇へ有力候補の1つと見られている強豪だ。川崎自身も昨年、ブルージェイズではリーグ優勝決定シリーズで敗退しており、ワールドシリーズ出場へ向けて新たなチームでスタートを切ることになる。

 ブルージェイズで圧倒的な人気を誇った男は、カブスの本拠地である大都市シカゴでも存在感を示せるか。そして、より多くのプレー機会を得ることはできるのか。まずはメジャー昇格へ向けて戦いが始まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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