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エースの穴、名将退任、捕手不在…日本一早い!? 2016年セ・リーグ順位予想

阪神の金本新監督は「誰よりもカリスマ性がある人」…2016年セ・リーグの覇者は?

 残すは昨年14年ぶりリーグ制覇を成し遂げたヤクルト、そして金本新監督が率いる阪神の2チーム。野口氏は2016年ペナントレースを制するチームとしてヤクルトを挙げた。

「セットアッパーで新外国人が活躍してくれたら、ヤクルトかなと。野手陣がかなりの高レベルにあると思うんです。(昨年は怪我に苦しんだ)バレンティンが30発打ってくれたら、走ってしまうでしょう」と2年連続リーグ制覇を予想。それでも、課題もあると見ている。

「ヤクルトはバーネット(レンジャース)が抜けたのがどうなんだろうと思うんですよ。代わりのピッチャーを獲ったとはいえ未知数。(セットアッパーだった)オンドルセクがクローザーになるのが一番いいと思うのですが、そうすると、今までオンドルセクがビシッと抑えたところに、ほかのピッチャーが出てくるわけでしょう。しっくり来てくれればいいですけどね」

 昨年、球団新記録となるシーズン41セーブを挙げた守護神バーネットは、メジャー挑戦を表明してレンジャーズに移籍したが、その穴をどう埋めるかが鍵になると野口氏は指摘する。

 投手では、ジョシュ・ルーキー、ルイス・ペレスを獲得したが、日本で成績を残すことができるかは未知数だけに「クローザ―がオンドルセクというのは大丈夫な感じがしますが、去年、オンドルセクが担っていたポジション(セットアッパー)がどうなるのかですね」と分析し、リリーフ陣の奮闘がポイントになるとした。打撃部門の主要タイトルを独占した強打者揃いの打線は健在だけに、ブルペンスタッフが勝ち継投を確立できれば、連覇に大きく近づく。

 2位に予想した阪神は、巨人同様に新指揮官が就任するものの、金本監督と現役時代にチームメートだった野口氏は「誰よりもカリスマ性を持った人です。そこは問題ないです」と、支障なしとした。

 一方で「阪神の場合はタレント不足。呉昇桓ほどの成績を残せる抑えもそうそういない。捕手も(1軍作戦兼バッテリーコーチの)矢野さんがどれだけ育てられるか…」と分析。また、野手については「目立った新戦力が高山と新外国人しかいないので、上がり目は感じないんです。今年もゴメスと福留頼みになる。反対に去年と比較してマイナス面も少ないですけどね」と語った。

 5年間で3度の最多安打を記録したマートンが退団。マット・ヘイグを新助っ人として獲得したものの、野口氏はプラス要素を感じていないという。それでも「ルーキーの高山がどうかですよね。もし1番に入ってくれれば、鳥谷を3番に回せるし、面白いと思う」とドラフト1位の高山(明大)へ期待を込めた。

 投手陣は、「メッセンジャーはよくも悪くも昨年までのような感じで、能見も申し訳ないけど、10勝っても10負けてしまう」と分析。守護神・呉昇桓が抜けたブルペン陣に関しては「いざとなったら藤川球児を後ろにしてもいいと思います。そういうことを意気に感じてやる選手ですから、『やっぱりお前しかいない』となったらやってくれると思うんです」と語り、かつての不動の守護神が復活の可能性について言及した。

 戦力の出入りや首脳陣の交代など、今オフも各球団が動き、各チームは変化を遂げている。野口氏の予想通り、王者ヤクルトが2連覇をつかむのか。それとも、昨年惜しくも首位争いに敗れたチームや、Bクラスに沈んだチームにもチャンスが訪れるのか。春季キャンプやオープン戦での若手の台頭・飛躍など、まだまだ戦力アップの余地は多く残されている。各球団の開幕までの追い込みから目が離せない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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