高校投手→社会人野手→投手!? 日ハムのドラ2左腕が持つ“異色”の経歴

新人王目指す左腕、「内野も外野も下手くそでした」

 日本ハムのドラフト2位・加藤貴之投手(新日鉄住金かずさマジック)が、開幕1軍を目指し米アリゾナキャンプへ臨む。

「新人王を目指したい」と目標を掲げる即戦力左腕だが、意外な経歴を持っている。拓大紅陵高では主戦投手として2年夏の千葉大会準優勝。11年に新日鉄住金かずさマジックへ入社したものの、2年間、野手登録だった。高校の先輩に当たる鈴木秀範監督の意向だったという。高卒選手ということもあり、体力強化の練習を精力的にこなした。

「2年目の途中から投手になりました。鈴木監督に『投手をやってみろ』と言われて。打撃は高校通算4、5本塁打。内野も外野もやらせてもらいましたが、下手くそでした」

 投手再転向は12年途中。13年の都市対抗ベスト4、日本選手権優勝に中継ぎ投手として貢献した。2大会で6試合に登板し、11回1/3で6安打無失点。15三振を奪った。投球に加わったのが野手目線での配球だ。

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