過酷競争も勝機あり カブスマイナー契約の川崎はメジャーに這い上がれるか

メジャー昇格目指すカブス川崎に高い壁、それでも可能性ゼロではない理由

 フリーエージェントだった川崎宗則が、シカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ。メジャーキャンプへの招待がつくため、2月24日にアリゾナ州メサでキャンプインする。キャンプでは、まず開幕ロースター入りを目指すわけだが、昨季まで在籍したブルージェイズに負けず劣らず厳しい戦いが待ち受けていそうだ。

 今季のカブスはすでに正内野手は決まっている。一塁リゾ、二塁ゾブリスト、三塁ブライアント、遊撃ラッセルという豪華な顔ぶれ。残された控え内野手の座を争うのが、バエツ(二遊三)、ラステラ(二三)、アルカンタラ(二三外)、ビヤヌエバ(一三)といった面々だ。

 いずれの選手も複数ポジションを守れるという点では、川崎と同じ。ただし、彼らはメジャー契約の40人枠に入っているため、川崎よりも生き残りやすい立場にいる。

 川崎が開幕ロースターの25人枠入りするためには、まずメジャー契約を勝ち取り、40人枠に入らなければならない。つまり、前述の控え内野手候補4選手を凌ぐパフォーマンスを見せ、現在メジャー40人枠にいる誰かを外しても川崎を使いたい、と首脳陣の心を揺さぶらなければならない。

 いずれも大きな期待がかかる20代の若手選手。競争に勝つのは至難の業だが、可能性はゼロではない。

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