巨人キャンプは第2クールへ 出揃った開幕ローテ候補、生き残るのは誰?

ドラ1右腕も順調に調整、左腕枠の争いは熾烈を極める予感

○最も熾烈な5番手、6番手争い、2人のルーキーも先発候補

 即戦力右腕であるドラフト1位の桜井俊貴も新人ながら自分のペースで練習を進めている。キャンプ初日からブルペンに入り、キレのいいボールを投げている。即戦力の新人投手は順当ならば、例年は開幕ローテに入ってくるため、開幕カードの2、3戦目、2カード目の5、6戦目での登板になる可能性は十分ある。左腕のドラフト7位、中川皓太も大学時代の経験を買われ、先発として計算されている。ブルペンでは制球力の良さを見せており、可能性を秘めている。

○左腕枠の争いは熾烈になる予感

 中川だけでなく、左腕でいえば昨年、1軍デビューを果たし、今年は1年間、ローテ定着を目指す田口麗斗も初の1軍キャンプを全力で戦っている。100球以上を超えるブルペンを第1クールから披露し、昨季、露呈したスタミナ不足を解消しようと投げ込んでいる。また、昨年もローテ候補に挙がったものの、1軍登板のなかった若手の今村信貴もキャンプを1軍で迎え、投げ込んでいる。昨季、不振で2勝に終わった内海哲也もアピールする立場。ポレダ、田口、今村、内海、中川と5人の左腕がそのイスを争う。

 以上の9投手に加えて、先発調整をすることになったマシソンの10人が開幕に向けて、争っていく。決定的なのは菅野とマイコラスだけ。中継ぎの布陣によってはこの中から、リリーフにまわる選手も出てくるだろう。伸びしろがある巨人投手陣。今年もハイレベルなピッチングを見せてくれそうである。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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