巨人マシソンが先発挑戦を希望したワケ その背景にあるものとは?

外国人枠が関係? キャンプで先発として調整を続ける助っ人

 巨人の外国人投手、スコット・マシソン投手が今年から先発に挑戦するという。まだ調整段階ではあるが、例年に比べて、キャンプのブルペンでの投球数は多く、100球を超えている。「巨人に来る前はスターターだった。できるということを証明したい」と気持ちを高めている。

 なぜ、4年間も中継ぎで、それも成功を収めてきた“助っ投”が先発志願したのか。それは、外国人枠の問題が関係している。

 外国人枠は4つ。その4つをマイコラス、ポレダ、ギャレット、クルーズ、アンダーソン、マシソンと争う。2軍には若手有望株のメンドーサもいる。開幕1軍の枠を争うのはおそらく、マイコラス、ポレダ、クルーズ、ギャレット、マシソンの5人。投手2枠、野手2枠というのが大方の予想である。誰かが1人、開幕からしばらくは2軍となる。

 昨年の巨人のリリーフ陣は好調で、中継ぎ投手の1、2軍の入れ替えは少なかった。その中で、来日4年目で最も多い負け数(8敗)を記録したマシソン。これまでのように盤石ではない。もし、中継ぎで2軍落ちした場合はなかなか昇格するチャンスはないという考えがあるのだろう。

 だが、先発だったらどうだろうか。巨人は先発候補の頭数はいるが、1年間、フルに戦える投手がどれだけいるのか、疑問符がつく。昨年、活躍したとはいえ、マイコラスもポレダも1度は登録を外れている。

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