日ハム栗山監督、開幕投手発表を先送り　「まだちょっとね」

大谷が有力視されるも…

　日本ハムの栗山英樹監督が今季の開幕投手の発表を先送りにした。

　21日のロッテとのオープン戦で、昨季11勝を挙げた12年MVP左腕・吉川が今季初登板初先発。2回1安打無失点に封じ、昨季新人王の有原も3回4安打1失点に抑えた。栗山監督はこの日、「吉川、有原の出来は気になっていた。2人が大きな意味を持つのは間違いない。2人が順調に進んでいるのはいいことだと思います」と両投手の順調な仕上がりを喜んだ。

　一方で、口を固く結んだのは3月25日のロッテとの開幕戦（QVCマリン）で投げる先発投手について。昨季15勝、防御率2・24、勝率7割5分でリーグ投手タイトル3冠に輝いた大谷翔平投手が決定的とみられているが、米アリゾナキャンプ中に「吉川を見てからだね」と話していた。

「メンドーサもバースも投げてないので。メンドーサのブルペンの状態は良さそうだし。メンドーサは球の強さがあって、ボールを低めに集めればというのは分かっているけど。バース、マーティンはどうなのか分からない。まだちょっとね」