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森脇氏が語る助っ人成功のカギ 最も印象深かった投手&野手は?

技術面で日本で成功するポイントは?

――森脇氏がこれまで見てきた外国人の中でも印象に残っている選手は野手ではソフトバンクに2003年~2006年、ロッテに2008年まで6年間在籍し145本塁打を放ったフリオ・ズレータ、投手では昨年、開幕投手に指名したオリックスのブランドン・ディクソンだという。

「ズレータは気持ち的にムラがあったりもしたが、必ず相手バッテリーの研究をしていた。こちらもデータ、ビデオなどを提供していたが、1打席終わるとどのように攻められたのかと、自分の言葉で聞いて記録していました。ばりばりのメジャーリーガーではなく日本で成長した選手の一人だと思います。

 ディクソンは近年では日本で成長し活躍を続ける代表的な選手です。日本の観光地などに家族で出かけるほど日本文化を知ろうとしていました。娘の名前も奈良県を参考にしてナラと名付けていました。他球団の打者、走者の特徴を知ることで落ち着いてマウンドに立っていました」

――技術的な面で日本で成功するポイントはありますか。

「引っ張り一辺倒の打者は結果を残すことは難しい。首位打者も獲得したマートン(元阪神)などは長距離砲ではないですが、逆方向へ打つのが非常に上手かった。バッテリーの攻め方など時間をかけて理解しようとする思考があった。打者を見る一つの基準になると思います。

 投手はフィールディング、牽制、クイックが得意とまではいかないが、苦手じゃないレベルにあることが大事です。スピードボール、勝負球となる変化球のレベルが高い投手で連打が厳しいとなると、まず一番に足で揺さぶっていくことを考えます。日本の野球は緻密で繊細。そこで自滅する投手はなかなか勝つことは難しいと思いますね」

◇森脇浩司(もりわき・ひろし)

1960年8月6日、兵庫・西脇市出身。55歳。社(やしろ)高から1978年ドラフト2位で近鉄入団。84年に広島、87年途中に南海に移籍し、96年限りで引退。通算843試合、打率2割2分3厘、14本塁打、75打点。1997年から2009年までダイエー、ソフトバンクでコーチや2軍監督を歴任し、06年には胃がんの手術を受けた王監督の代行を務めた。11年に巨人の2軍内野守備走塁コーチ。12年からオリックスでチーフ野手兼内野守備走塁コーチを務め、同年9月に岡田監督の休養に伴い代行監督として指揮を執り10月8日の最終戦終了後に監督就任会見を行った。監督通算成績は341試合202勝193敗11分け。勝率5割5分1厘。178センチ、78キロ。右投右打。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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