3000安打に逆風? マーリンズ新監督がイチローの出場機会減を示唆

マッティングリー監督はイチローのファン、「長らく尊敬」も…

 マーリンズはメジャー屈指の外野陣と評されたスタントン、イエリッチ、オズナが昨季負傷や不調で次々と離脱。イチローは昨季開幕前に4番手の外野手として加入しながら、試合数ではその3選手を上回る結果となった。新指揮官は同様のことが今年も起きれば「それは我々にとってよくない状況」としている。

 レポートによると、マッティングリー監督はイチローのファンであることも明かしており、長らく同選手を尊敬し、ともに仕事をしたいと感じていたという。指揮官はイチローのストイックなトレーニングや健康管理法について「一種の伝説」とまで評している。

 また、イチローの3000安打についても疑いなく到達するとし、もしかしたら今年実現するかもしれないとの見通しも示したという。「私は何かでイチローがあと5年はプレーするということを読んだ。だから彼は(3000安打に)たどり着くだろう」とも語っている。

 一方で、指揮官はチームの勝利が最優先であることを強調。勝つためにベストな布陣で挑み続ける決意を表明している。イチローについては「外野のいかなる穴、いかなる役割も埋めることができる」とし、あくまで控え外野手として起用していく考えを示している。

 イチローは史上30人目となるメジャー通算3000安打まで残り65本。メジャー最多の4256安打を誇るピート・ローズまでは日米通算であと43本に迫っている。一方で昨季は打率.229と振るわず、398打数で放ったヒットは91本だった。より出場機会が限られる可能性がある今季はどこまで安打を積み上げることができるのか。メジャー16年目を迎える42歳の躍進が期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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