順調過ぎる仕上がり!? 今年も強い工藤ホークス、李大浩の穴どう埋める?

充実した戦力、左右ジグザグの打線も可能

 3番には昨季トリプルスリーを達成した柳田が座り、4番は内川、そして5番に長谷川、6番には米MLBへの挑戦を目指しながら、残留を決めた松田、7番には2014年の最多安打の中村晃が入る。これにより、左右ジグザグの打線が組めるようになる。

 1、9番に本多、上林、福田、捕手なら高谷といった左打者、2、8番に今宮、川島、捕手で言えば細川の右打者を置くことが出来れば、1~9番まで左右交互に並べることすらも可能なのである。

 長谷川以外にも、カニザレス、若手の成長株である上林誠知、俊足が武器の福田秀平、内外野をこなせ、勝負強い川島慶三、一発を期待出来る吉村裕基、内野の全ポジションでプレー出来る高田知季と、代役候補は多士済々。他球団がうらやむ戦力の充実ぶりである。

 昨季141試合に出場し、打率2割8分2厘、31本塁打、98打点をマークした大砲の穴は確かに痛い。だが、これで王者が弱体化するかと言えば、そうではない。他球団でスタメンを張れるだけの面々が虎視眈々と出来た“穴”を狙っている。影響は最小限。今年もソフトバンクは強い。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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