G岡本、T高山、SB上林…2016年プロ野球、ブレーク期待の若手選手は?

駿太は昨季精彩を欠いたが…

 巨人では過去に高卒2年目の坂本がレギュラーを奪っている。当時圧倒的な存在だった二岡が開幕前に負傷。その代わりに坂本が開幕スタメンに名を連ね一気にレギュラーをつかんだ。岡本も同じように「坂本ロード」を歩むことができれば新生・巨人軍には強力な三遊間が生まれるはずだ。

 若手選手は高いポテンシャルを持っていてもプロでの実績はない。そのような選手を起用するには多少のミスでも目をつぶることも必要になる。ただ、試合で負けが込んでくれば中堅、ベテラン選手のモチベーションにも影響する可能性もあり、指揮官としては難しい選択を強いられる。期待され、チャンスを与えられながらレギュラーをつかみ損ねている選手もいる。

 今季6年目を迎えるオリックスの駿太は高卒1年目に開幕スタメンを勝ち取った。課題だった打撃も向上し、チームが2位に躍進した2014年には127試合に出場。規定打席には届かなかったが、打率2割8分をマークした。しかし、一気に中心選手の仲間入りをするかと思われたが、翌年は自己最多の135試合に出場しながら打率2割3分4厘と精彩を欠いた。

 殻を破れない現状にチームは大学日本大表の4番を打った青学・吉田正尚を2015年のドラフトで1位指名。新外国人では走攻守で高い力を持つボグセビッグを獲得した。

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