フリー打撃初登板の前田健太に百戦錬磨の同僚も脱帽 「完全に幻惑される」

オールスター6度選出のアトリーが称賛、ケンドリックも「いいボールを持っている」

 ドジャースの前田健太投手が2月29日(日本時間1日)、フリー打撃に初登板し、バッターボックスで対峙したメジャー14年目のベテラン打者ら百戦錬磨の同僚から「完全に幻惑される」と絶賛された。MLB公式サイトが報じている。

 初のフリー打撃で2イニングを投げた前田は、1回はチェイス・アトリー、エイドリアン・ゴンザレス、ヤシエル・プイグら4人、2回もアンドレ・イーシア、カール・クロフォード、ハウィー・ケンドリックら4人、計8人と対峙した。8人中6人が主力選手だったが、猛者たちを相手に速球、チェンジアップ、スライダー、カーブの4種類を織り交ぜた。

 記事によると、昨季途中までフィリーズで活躍し、オールスター選出6度を誇るベテランのアトリーは、前田に「完全に幻惑される」と脱帽していたという。「彼には速球の制球力に加え、スライダーとチェンジアップがある。彼のメジャー人生は最初のピッチングに関しては最高だと言えるね。間違いなく」とまで絶賛している。

 一方、昨季打率2割9分5厘、9本塁打、54打点のケンドリックは「すごくいいボールが来ていた。球種を織り交ぜていたし、いいボールを持っている」と称賛したという。

 実力の片鱗を見せた前田は、順調に成功への階段を駆け上がるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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