Gマイコラス離脱の影響は 「痛手」の裏に「チャンス」あり?

先発ローテに不安も…

 ただ、先発ローテーションは少し不安なまま、開幕を迎えそうだ。

 菅野は順調な仕上がりを見せており、侍ジャパンの強化試合、台湾戦でも好投。ポレダは3月2日の日本ハム戦で5回2失点とまずまず。3年目の田口麗斗もオープン戦2試合で好投し、新人の桜井俊貴投手も4日のオリックス戦で初回に失点したものの、我慢強い投球で5回2失点(自責1)で勝利投手になっている。

 田口、桜井に関してはマウンドさばきの評価も高く、この4投手のローテ入りは決定的といっていい。昨季9勝の高木勇人も5日のオリックス戦で4失点を喫したが、1試合でも結果を残せば入ってくるだろう。6日の阪神戦で4回6失点と炎上し、厳しい内容だった内海哲也もローテ入りには結果が求められる。

 先発ローテは決して強固なものとは呼べない。しかし、その分、若手にチャンスがあり、それを生かせれば、今後の巨人の強さにもつながってくる。今村信貴や新人の中川皓太、2軍の小山雄輝、平良拳太郎らが千載一遇の好機と捉え、飛躍のきっかけをつかめるか。マイコラス離脱のダメージを薄めるような奮起に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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