前燕バーネット、MLBで高まる評価 日本で見つけた“最良の場所”

レンジャーズコーチ&同僚からも称賛の声、「日本が教えてくれたこと」とは…

 記事によると、コーチや同僚もその投球を称賛。ブロケイル投手コーチは多彩な投球を見せる中でも特にカッターを絶賛し、「アンビリーバブルだ」とコメント。また、捕手のチリノスはスプリットを「これまで受けてきた中で一番」と評しており、「彼の球種は素晴らしい。MLBの打者を打ち取る球種を兼ね備えているよ」とメジャーでの活躍に太鼓判を押している。

 バーネット自身、記事の中で「(日本での)4年目か5年目の終わりに『アメリカでプレーする選択肢はないのかな、まぁそれも仕方ない』という気持ちになっていた」と一時メジャーでのプレーを諦めかけていた心境を吐露しつつ、「振り返ってみれば、ブルペン転向が遅すぎた感はある。元々は先発としての役割を楽しんでいた、本当に。しかし日本に渡り、野球や自身について学ぶうちに、ブルペンこそが自分にとっての最良の場所だと気がついたんだ」とヤクルトでの経験が飛躍のきっかけとなったことを明かしている。

「自分は年齢を重ねているし、同時に新しい存在でもある。26歳で日本へ渡った時、自分は少し先走っていた。日本が教えてくれたことは、その瞬間に向き合うということだ。アウトを奪い、投球を続けていく。この考え方がここまでの道のりで助けになってきたことの一つだ」

 そうコメントしているバーネット。日本で花咲いた苦労人がレンジャーズで成功をつかめるか。32歳の右腕は夢の舞台へ着々と近づいている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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