西武山川が3号、阪神横田3打点&岡崎2二塁打、巨人桜井は炎上…10日のOP戦

西武菊池は5回1失点、阪神高山は6戦連続安打、SB柳田は3号

 プロ野球のオープン戦は10日、各地で5試合が行われた。

◇日本ハム 4-2 西武(鎌ケ谷)

 先発の両左腕が好投した。初の開幕投手を務める西武菊池は、5回91球で3四死球、3安打1失点7奪三振。日本ハムの吉川も2回1安打無失点。4三振を奪うなど、ローテ入りへ順調な仕上がりを見せた。打線では、好調の西武山川が1点を追う4回にオープン戦3号の同点ソロをマーク。ただ、日本ハム打線は岡の3安打2打点2得点の活躍などで勝ち越しに成功。近藤も3安打2得点と存在感を見せた。

◇楽天 3-4 オリックス(静岡)

 オリックスは開幕ローテ入りを目指す佐藤峻が先発も、4回5安打2失点と結果を残せず。一方、ライバルの山崎福が2番手で5回6安打1失点と好投し、一歩リードした。楽天は嶋、銀次に一発が飛び出したが、先発・美馬は味方の失策もあって5回3失点(自責1)。注目のドラ1オコエも途中出場で2打数無安打に終わり、オープン戦の打率は1割となった。

◇阪神 5-2 DeNA(甲子園)

 阪神が相手先発の三嶋から11安打で5点を奪い、DeNAを下した。3年目の横田が先制2点打を含む2安打3打点。岡崎も2本の二塁打を放ちアピールした。「6番・ライト」で先発したドラ1ルーキー高山も4回に右前打を放ち、OP戦6戦連続安打。先発の岩田は5回を5安打1失点と好投した。

◇広島 1-6 ヤクルト(マツダスタジアム)

 ヤクルトは開幕投手の小川が3回に先頭打者からの3連打で1点を失ったものの、5回5安打1失点にまとめた。打線は3回に3番山田のタイムリーで先制すると、4回は雄平のソロなどで3得点。雄平は7回にもタイムリーを放った。一方、広島は先発のドラ2横山が4回6安打4失点とアピールできず。3番手のドラ1岡田は4イニングで80球を要しながら、3安打2失点(自責1)だった。打線はオープン戦好調の田中のタイムリーによる1点のみに終わった。

◇ソフトバンク 6-0 巨人(ヤフオクドーム)

 ソフトバンク打線が巨人のドラ1を粉砕した。初回に柳田が先発桜井から豪快な2ランを放つと、松田のタイムリーも飛び出して3得点。3回に1点を加え、4回には本多の適時二塁打、長谷川のタイムリーなどでさらに2得点。ルーキーに10安打を浴びせ、6点を奪った。桜井は予定の6回を投げられず、4回85球で降板した。ソフトバンクの先発摂津は5安打4四球でピンチの連続ながら、5回無失点と粘投。救援陣も巨人打線を抑え、快勝した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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