開幕メジャー目指す川崎宗則、名将マドンはプレーも高評価「熟練の選手」
明るいキャラに加えて好成績、カブス・マドン監督とも“相性抜群”!?
カブスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加している川崎宗則内野手が、名将ジョー・マドン監督から高く評価されていることを地元紙「シカゴ・トリビューン」が伝えた。優勝候補として注目が高まるチームの中で、持ち前の明るいキャラクターだけでなく、打率3割8分9厘をマークするなどプレー面でも存在感を発揮。開幕メジャーへ奮闘を続けている。
同紙は「新常識としてメディア対応準備に余念のないカブスの選手たち」とのタイトルで特集記事を掲載。108年ぶりの世界一へ期待が高まる古豪カブスは今季、メジャーでもトップクラスの注目度を誇っており、多くの記者がアリゾナ州メサでのスプリングトレーニングに集まっていることなどを報じている。
その中で、「カワサキ」の名前も登場する。昨年まで所属していたブルージェイズでは、ムードメーカーとしてファンやチームメートから絶大な人気を誇った日本人内野手は、新天地で早くも存在感を見せている。4日(同5日)の練習では、チームメートに「必勝」などと書かれたハチマキをプレゼント。その後、カラオケも披露し、最後は全員で大合唱となったシーンは米メディアにも取り上げられ、大きな話題となった。
「数週間前にはYouTube上での『カワサキ・カラオケ』ショーで主役を演じた日本人内野手のムネノリ・カワサキは、遊撃手で好プレー。実に素晴らしい選球眼などの指標を見れば、内野の位置のバックアップとして故障したトミー・ラステラよりもわずかに上回っているのではと思わねばなるまい」
シカゴ・トリビューンの記事では、このように指摘。川崎は16日(日本時間17日)時点でオープン戦18打数7安打の打率3割8分9厘と好成績を残しており、5四球を含めた出塁率は5割2分2厘と猛アピールを続けている。契約の壁もあり、開幕メジャーの切符を掴めるか厳しい状況にあることは確かだが、キャンプ当初に比べれば確実に“流れ”は変わり始めている。