ラミレスDeNAは成功するか ベンチからリードは「野村さんほどの人でも…」

勝負どころでベンチから捕手にサインを出すと話しているラミレス監督だが…

 DeNAがアレックス・ラミレス新監督を迎え、新たなシーズンに挑む。

 昨季は前半戦で首位に立ちながら、結局は最下位でフィニッシュ。チームに変革をもたらした中畑清監督が辞任し、新指揮官のもとで再スタートを切ることになった。

 そんなDeNAでキャンプ中から話題となっていたのは、「投手へのサイン」だ。ラミレス監督は捕手にリードを任せず、ベンチからサインを出すと明言。ルーキー戸柱の成長でオープン戦でサインを出すことはほぼなかったが、シーズン中は勝負所でサインを出すプランを持っている。現役時代には研究熱心で知られ、鋭い分析で投手を打ち崩して数々の偉大な記録を打ち立ててきた大打者だが、果たしてこの策は功を奏するのか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏は、「ベンチから配球の操作をしてうまくいけばいいんですけど……」と不安視する。

「今まで何人もそういうことをやった監督を見ましたけど、成功したのは権藤さんだけだそうです。ラミレス監督が権藤さんみたいにできるかなと考えると、ピッチャーが何を投げてくるかどれだけ研究していたとはいえ、バッテリーの経験がないわけですよね。例えばピンチになった時のバッテリー心理は分からないと思うんです」

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