負け越し発進のラミレスDeNA、開幕カードの収穫と課題は?
不安材料となったのは…
一方で逆に今後の不安材料となったのが、リリーフ陣の不安定さだ。勝った初戦も2-0の8回に登板したセットアッパー・三上が制球に苦しんで1失点。3戦目は6回に登板した長田が3点のリードをはき出すと、7回には須田が勝ち越しを許し、8回には小杉がダメ押しされた。
オープン戦から打線が大量得点を演じる試合は少なく、必然的に競った試合が多くなる。そのなかでブルペン陣が結果を残せなければ、ゲーム展開が計算できないだけでなく、先発陣がイニングを引っ張るような負担が増えるかもしれない。
井納、久保康、石田と先発は3試合ともに大崩れすることなく試合を作っていたし、4番・筒香に今シーズン初アーチが3戦目に飛び出すなど、負け越しでも決して大きく悲観するような内容ではなかった。
29日からはホームの横浜スタジアムで巨人との3連戦。期待のドラフト1位サウスポー・今永昇太の登板が注目を集める。広島でつかんだ収穫と課題を開幕ダッシュにつなげたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count