川崎宗則、“奇跡”の開幕メジャーも ライバルの調整不足で「ドアが開く」!?

「彼の不在はカワサキのロースター入りのドアを開くことになる」

 そんなバエズの調整不足で、川崎が開幕メジャーへの扉を開く可能性が高まっている。記事では「バエスは3月25日に遡ってDL入りする可能性がある。そうすれば、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの開幕後、2度目の連戦で彼を起用することができる。彼の不在はムネノリ・カワサキのロースター入りのドアを開くことになるだろう。だが、彼は内野でしかプレーできないので、他の変更もあるかもしれない」と指摘している。

 バエスと同じように、内野だけでなく外野も守れる選手が抜擢される可能性も残ってはいるが、優勝候補のカブスで奮闘する川崎はマドン監督からの評価を高めている。

 ムードメーカーのアピールが報われることはあるのだろうか。

 記事によると、マドン監督は「バエスがいない場合、試合終盤の交代選手をいかにシャッフルするか、よりクリエイティブにならなければいけない。だからこそ、彼は全てに渡って重要な存在なんだ」とも話しているという。

 カブスにはベン・ゾブリストというスーパーユーティリティーが存在するが、同じように内外野をこなせるバエスはマドン監督の采配に多彩さを加える重要なエッセンスとなっている。不調となれば痛手ではあるものの、川崎はスプリングトレーニングで打率3割7分5厘と活躍中。さらに、グラウンド外でも、チームの和を大切にする指揮官の心をつかんでいることは間違いない。

 キャンプ中には、チームメートの前でロックバンド「エアロスミス」の名バラードを熱唱するなど、ムード作りに大きく貢献している川崎。陽気なムードメーカーが開幕ロースター入りを果たすことができるのか。米メディアも注目している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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