苦手ホークスに初勝利 日ハム有原、進化の裏にある「約5センチの変化」

体重移動がスムーズに、「質のいい球を投げられている」

 右足をプレートに掛けることで、投球フォームは以前より体重移動がスムーズとなった。元々、最速156キロと直球に力があった有原。威力が増したことを実感している。

「ストレートでファウルを取れてますし、高めにいった時はヒットになってますけど、ある程度、質のいい球を投げられていると思います。いろんな人の話を参考にして。制球も今のところも問題なく出来ています」

 昨季8勝6敗、防御率4.79でパ・リーグ新人王に輝き、今季は栗山監督から吉川と共に先発陣の軸と指名されている。

「(他球団に)研究されていると思いますが、去年は満足する成績ではなかった。(今年は)本当にたまたま勝ちが付いている。とにかく1イニングでも長く投げて、チームに貢献することだけを考えています」

 189センチ、96キロの大型右腕に「慢心」の二文字はなさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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