開幕メジャーならずも川崎宗則が40人枠入り OP戦活躍で昇格に一歩近づく

開幕ロースター25人枠入りはならずも「40人ロースターに加えられた」

 カブスとマイナー契約を結び、春季キャンプに招待選手として参加していた川崎宗則内野手が、メジャー40人枠のロースターに入ったと米メディアが伝えている。開幕ロースターの25人枠に入ることは出来なかったが、メジャー昇格に一歩近づいた。

 ESPNシカゴのジェシー・ロジャース記者は、ツイッターで「ムネノリ・カワサキはカブスによって40人ロースターに加えられ、3Aでプレーすることになった」と、メジャー昇格の前提となる40人枠に入ったことを報告している。

 また、CBSスポーツも川崎が40人枠に入ったことをレポート。内外野を守れるハビアー・バエスが故障者リスト(DL)で開幕を迎えることになったため、川崎はさらに内野手にけが人が出た場合の「保険」になると伝えている。

 川崎はオープン戦24試合に出場し、49打数18安打の打率.367、8打点と活躍。6二塁打、1本塁打を放ち、OPS(出塁率+長打率).997とハイレベルな成績を残したが、カブスの層の厚い内野陣の前に開幕メジャーの切符を掴めず、契約解除後に新たなマイナー契約を結んでいた。

 ただ、名将マドン監督は川崎を高く評価しており、今季必要な戦力だと明言。開幕ベンチの25人枠には入らなかったが、オープン戦でのアピールが実った。40人枠に入っていれば、25人枠に入れる際に他の選手を戦力外にする必要がないため、川崎は自力で大きな壁を1つ乗り越えたことになる。

 マドン監督は「カワサキが昇格を実現した際には、シカゴで最も人気のある選手の1人になるだろう」とも語っている。昨季までブルージェイズの本拠地トロントで絶大な人気を誇った男が、大都市シカゴを湧かせる日も遠くないかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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