スタートダッシュ失敗の王者ホークス、打線に切れ目? 失速の要因探る

巻き返しへ、ポイントの一つになる「5番」

 ソフトバンクの調子がイマイチである。開幕から8試合を終えて、3勝4敗1分けの借金1。パ・リーグ5位に位置しており、昨季の王者はスタートダッシュに失敗したといえる。

 ここまでの8試合、ソフトバンクが勢いを欠く要因となっている1つが「5番」にある。明石健志、バーバロ・カニザレス、長谷川勇也、中村晃、松田宣浩……。8戦で実に5人が5番に入っているように、打線が思うようにつながらず、形が定まっていないことが分かる。

 昨季、5番に入った李大浩がオフにFAとなり、米MLBのシアトル・マリナーズへと移籍。空位となった位置は、長谷川やカニザレスの起用で埋まると思われていたものの、その2人の調子が思うように上がらない。

 長谷川はオープン戦で打率2割2分6厘と奮わず、開幕スタメンから外れた。カニザレスは開幕2戦目から5番に入り、3戦連続安打を放ったが、状態は下降線を描き始め、2日の日本ハム戦(東京ドーム)からは中村晃、松田が順に5番に起用された。

 ここまでの8試合で、5番全体では34打数7安打の打率2割6厘。出塁率2割2分2厘は1~9番までで、9番に続き2番目に低い数字となっている。

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