開幕戦始球式の松井秀喜氏にNYファン大歓声 「求める選手像は彼なんだ」

指揮官も絶賛「彼は人間性とプロフェッショナルな部分でリーダーとなっていた」

「チームメートとして、監督としても、求める選手像は彼なんだ。彼はタフな選手だった。極限まで努力していた。プレーでフィールド上のリーダー役となり、彼は人間性とプロフェッショナルな部分でクラブハウスでもリーダーとなっていた。彼はクラブハウスでとても愛されていた。みんな彼の近くに集まっていたんだ」

 勝負強いバッティングのみならず、練習態度や人間性でもヤンキースで圧倒的な求心力を誇っていたと指揮官は回想。松井氏も通訳を介して、「そのような賛辞を受けると、感謝しかありません。プライド・オブ・ザ・ヤンキース賞に関して言えば、本当に幸せです。受賞に関しては本当に光栄と感じています」と語っている。

 ヤンキースで通算140本塁打、597打点を記録した松井氏。2009年のフィリーズとのワールドシリーズでは、3本塁打、8打点、打率6割1分5厘と伝説的なバッテングを披露し、ピンストライプの名門を優勝に導いた。

 この日、ヤンキースは3-5で開幕戦を落とし、ESPNは「彼がユニフォーム姿ではなかったのが痛恨だ。ヤンキースはヒューストン・アストロズ戦の3-5での敗戦で、彼の打撃を活用することができたのに…」と報じている。偉大なるゴジラに対するニューヨーカーからの敬愛の念は、未だに絶大な様子だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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