広島新井、2000本安打へ「13」&好守 「1試合1試合。それしか考えてない」

終了間際には好守、緒方監督は「当然のこと。普通のプレー」と笑顔

 今季は「打ちたいと思っている」という本塁打も、5日に第1号が出た。飛距離を出すためバットのグリップに右手の小指をかけて握り、「下半身をしっかり使ったスイングで振ること」を心がけている。

 6日の試合では、9回にヤクルトに3点差に追い上げられ、なおも2死満塁のピンチで、森岡の一塁線への鋭いライナーを好捕してゲームセットとなった。「相手の打球方向から嫌な予感がしていたので、少しライン寄りに守っていたのがよかった」と笑顔を見せた。

 緒方監督は「あの状況なら、一、三塁線を固めた守備は当然のこと。普通のプレーだよ」と笑ったが、攻守に頼れるベテランへの信頼は高い。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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