イチロー、まず「ボンズ超え」 3000安打へ、球団ツイッターは“お祭りモード”

今季初安打で3000安打へ「64」、ボンズ抜き歴代単独33位浮上

 マーリンズのイチロー外野手は12日(日本時間13日)、敵地でのメッツ戦に代打で出場し、今季初ヒットとなる遊撃内野安打を放った。球団公式ツイッターは、今季からマーリンズの打撃コーチに就任したメジャー史上最高の天才打者とも呼ばれるバリー・ボンズ氏(2935安打)を超え、メジャー通算2936安打で歴代単独33位に浮上したレジェンドの偉業を讃えている。

 イチローは同点の7回、2死二塁の好機で中継ぎ左腕ブレスローの代打で登場。1ストライクからシンダーガードの97マイル(約156キロ)の速球をショートに転がした。遊撃のカブレラが送球したものの、イチローは俊足を飛ばして一塁を駆け抜け、判定はセーフ。42歳にして健在なスピードで今季初安打をマークした。

 マーリンズの公式ツイッターは「彼の安打で、イチローはキャリア通算2936安打に到達。バリー・ボンズを抜き、歴代33位に」とレポート。「Ichiro3000」というハッシュタグを登場させる“お祭りモード”で、レジェンドのメジャー通算3000本安打の金字塔への道のりを盛り上げている。

 MLB公式サイトのマーリンズ番記者ジョー・フリサロ氏も同じくツイッターで「イチローは内野安打でバリー・ボンズを抜き、歴代33位に。3000本まで残り64本となったが、このプレーでディートリッチが本塁でアウト」と伝えた。イチローの内野安打で一気に本塁生還を狙った二塁走者のディートリッチは、一塁デューダの好返球でアウトとなり、勝ち越し点にはならなかった。

 イチローは守備にはつかずに交代。マーリンズは8回にプラドの犠飛で決勝点を奪い、2-1で勝利した。

 開幕6戦目、今季3打席目で待望の初安打となったイチロー。日米通算で4214安打(NPBでは1278本)として、ピート・ローズのメジャー最多安打記録(4256安打)にはあと42本とした。この一本をきっかけに安打量産が期待される。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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