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柳田悠岐の鋭いゴロをアウトに ロッテが採用した「柳田シフト」に迫る

なぜ左打者に対してシフトが敷かれやすいのか、右打者との違いは?

 現在、「テッド・ウィリアムズ・シフト」が敷かれやすいのは、左の強打者に対してである。なぜ左打者に対してこの作戦がとられやすいのだろうか。左打者の打球がどういった方向に飛びやすいかの傾向を見てみたい。

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左打者の打球の飛び方

 まずゴロである。左打者のゴロはセンターからライト方向に飛ぶことが非常に多い。いわゆる「引っ掛けた当たり」である。グラウンドを3等分してみても、センター、ライト方向へそれぞれおおよそ40%飛ばしているのに対し、レフト方向への打球は20%を切っている。

 一方、フライになると逆方向、つまりセンターからレフト方向へと飛ぶことが多い。ゴロの時40%ほどだったライト方向への打球が20.8%に半減している。

 どうやらゴロとフライは打球方向の傾向に真逆の性質をもっているようだ。ちなみに右打者も、引っ張り方向にゴロが多く、フライはその逆という傾向が見られる。左打者は内野安打狙いの走り打ちをする打者がいるためか、右打者のほうがこの傾向が強かった。

 それにもかかわらず右打者にこの守備位置を動かす作戦がとられにくいのは、一塁手がベースから大きく離れるのが難しいからだろう。また内野手をレフト方向に大きく寄せ、捕球させたとしても、一塁までの距離が遠くなり、アウトにする困難さが増すことが関係しているのかもしれない。

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