7回2失点の好投、信頼高まる田中将大 「ヤ軍が求めていたものを提供」

女房役も手応え「スプリットのキレは終始落ちることがなかった」

 田中は試合後、地元メディアに囲まれ、「特別、調子は良かったとは思わないですけど、そういう中でも慎重にバッターと勝負できたことが良かったと思います」と話した。

 「nj.com」では「他に吉報は? タナカは土曜の投球に満足していない。イライラする様子が随所に見て取れた。また彼は自分がもっと良くなると思っている」と言及。その上で「自分に厳しすぎるのでは? (失点を喫した)2振りを除けば、彼はこの試合で1点も許していない」と伝えている。確かに、本来の実力を考えれば、まだまだ向上の余地はあるものの、開幕から状態が上がってきていることは間違いない。

 記事によると、女房役のマッキャンはこの日の投球について「前半の彼は、後半よりもスライダーに好感触を得ていたが、スプリットのキレは終始落ちることがなかったし、シンカーも今日は冴えていた」と手応えを示している。1つ1つの球種の精度も上がってきているだけに、今後の登板にも期待が持てそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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